LINEで届いたメッセージをすぐに読みたいときは、本文を翻訳アプリにコピーし、読みたい言語を選んで翻訳します。返信するときは言語の向きを逆にして、翻訳した文をLINEに貼り付けます。Androidでは、Google 翻訳の「タップして翻訳」を使うと、この操作を短縮できます。日本語と英語などの通訳なら、LINE公式アカウントを使う方法もあります。複数の言語が飛び交うグループで継続して使うなら、外部サービスのLINE翻訳Botも選択肢です。
私なら、Botを会話に招待する前に、まず1件だけコピーして翻訳します。ほかの人の使い方を変えずに、言語と意味を確かめられるからです。翻訳が何度も必要になってから、グループにBotを入れるか考えれば十分です。
LINE公式アカウントの通訳を使う
日本語と外国語のメッセージをやり取りするなら、LINEが提供する通訳用のLINE公式アカウントも確認してください。日本語の公式ガイド「LINEの通訳機能を利用する」では、英語・韓国語・中国語に対応するアカウントと、次の使い方を案内しています。
- 通訳したい言語の公式アカウントを探します。LINE上部の検索窓を使い、公式ガイドにあるアカウントと照合します。英語はLINE英語通訳(
@linejpen)、韓国語はLINE韓国語通訳(@linejpkr)、中国語はLINE中国語通訳(@linejpcn)、繁体字中国語はLINE中国語(繁)通訳(@linejptcn)です。 - 「追加」をタップします。追加した公式アカウントとのトークに、翻訳したい言葉を送ると、翻訳結果が返信されます。届いたメッセージを1件読むなら、そのテキストをコピーして送れます。
- 友だちとの会話で使う場合は、参加者に相談してから招待します。公式ガイドでは、友だちとのトークやグループに通訳アカウントを招待すると、送信されたメッセージを双方の言語に自動翻訳すると説明しています。不要になったら、トークで
@byeを送ると通訳アカウントが退出します。
これは公式アカウントを追加して文字をやり取りする方法で、すべての国・地域のLINEに共通する翻訳スイッチの説明ではありません。アカウントが見つからない場合や、希望する言語の組み合わせに合わない場合は、次のコピー翻訳を使えます。この手順から、届いたボイスメッセージやLINE通話も翻訳できるとは判断できません。
iPhone・AndroidでLINEのメッセージを1件翻訳する
- メッセージの本文をコピーします。トークを開き、文字の吹き出しを長押しします。コピーの項目があれば選びます。知らない単語だけを抜き出さず、文全体をコピーしてください。
- テキスト翻訳アプリを開きます。Google 翻訳なら、元の言語、または言語の自動検出を選び、翻訳先に自分が読める言語を指定します。
- 貼り付けて、結果を読みます。人名、時刻、地名を原文と照らし合わせます。文章を翻訳しても、店の名前は原表記のまま残したほうがよいことがあります。
- 原文も確認できるようにします。LINEのトークに戻り、どのメッセージを訳したのか、前の発言に足りない情報がないかを確かめます。
Googleのテキスト翻訳の説明でも、文脈を伝えるために文全体を入力することが勧められています。「それで大丈夫」のような短い返事が分かりにくければ、直前の質問も翻訳します。訳文が自然でも、「それ」が何を指すかを推測していては、確認したことにはなりません。
Androidなら「タップして翻訳」で手順を短縮する
Google 翻訳をよく使うなら、設定から「タップして翻訳」(英語表示では Tap to Translate)を有効にします。Googleが案内する、ほかのアプリでコピーしたテキストを翻訳する機能です。LINEの本文をコピーし、表示されたGoogle 翻訳のバブルやショートカットを開いて、翻訳先の言語を選びます。ショートカットの表示方法はAndroidのバージョンによって異なります。表示されなければ、翻訳アプリを開いて手動で貼り付けてください。
対象はコピーできるテキストです。スタンプ、写真、ボイスメッセージを文字に変換する機能ではありません。またGoogleの説明では、コピーしたテキストはGoogle 翻訳をタップした後に翻訳のためGoogleへ送信されます。コピーしただけで翻訳が実行されるわけではありません。必要な権限は「タップして翻訳」のヘルプで確認できます。
翻訳した返信を、送信前に確かめる
翻訳する言語の向きを逆にします。自分の言語で返信を書き、相手の言語に翻訳してください。結果をLINEの入力欄に貼り付け、画面に入った文を一度読んでから送信します。翻訳と送信が別々の操作なので、最後に確かめる機会を作れます。
AndroidのGboardには、入力しながら翻訳する機能もあります。キーボードをGboardに切り替え、LINEの入力欄をタップします。キーボードの機能メニューでTranslate(翻訳)を選び、元の言語と翻訳先の言語を指定します。返信を入力してプレビューを確認し、Select(選択)をタップすると、入力欄に訳文を挿入できます。これはGboardのAndroid向け案内に沿った手順です。ここで訳すのはこれから送る文章で、トークに届いているメッセージではありません。表示名は利用環境で異なるため、英語の項目名も併記しています。
たとえば、タイの宿泊先の人と迎えの相談をしているとします。「7時に着きます」だけでは、朝か夜か、どこに着くのかが分かりません。私なら「11月8日の午後7時に北側の入口に到着します。待ち合わせ場所はそこで合っていますか?」と書きます。入口の正式な名称は、相手のメッセージにある表記を残してください。情報が足りない予定をきれいに翻訳するより、元の文章を具体的にしたほうが、相手は行動しやすくなります。
LINEの翻訳Botが役立つ場面
何人もの参加者が同じメッセージを繰り返し翻訳するなら、Botが役立ちます。ただしBotもトークの参加者になるため、招待する前に参加者と使い方を相談してください。外部のBotの対応言語、料金、データの取り扱いは、そのサービスの条件に従います。LINE上のアカウント名だけでは、LINEが運営するサービスだとは判断できません。
提供元が設定方法を公開している例に、Ligoがあります。テキストチャット向けに、次の手順を案内しています。
- 提供元の公式サイトからLINEアカウントを開くか、LINEの友だち追加にあるID検索で@LIGOを検索します。追加する前に、提供元のリンクと同じアカウントかを確認してください。
- Botを友だちに追加し、翻訳したいグループに招待します。Ligoの設定案内では、既存のグループに別のBotが入っていないことが条件とされています。招待できないときは確認してください。既存の会話に機密情報が含まれる場合は、少人数のテスト用グループから始めます。
- そのグループで翻訳する言語の組み合わせを設定します。Ligoの例では、英語とタイ語は
#set en thです。別の組み合わせには、提供元の言語コード一覧を使ってください。 - 通常のテキストメッセージを送り、意図した言語で翻訳が表示されるかを確かめます。ほかの参加者にも、双方が会話を理解できているか確認してもらいます。
Ligoでは、自分向けの翻訳を止めるコマンドとして#off、再開するコマンドとして#onが案内されています。投稿の多いグループで使う前に、現在の利用制限も確認してください。これは提供元が説明する外部サービスの選択肢であり、日本を含むすべてのLINEアカウントに同じ翻訳設定が備わっているという意味ではありません。
見つけた翻訳の説明と、自分のLINEが違う理由
LINEの表示言語を変えるとメニューの言語は変わりますが、届いたメッセージの意味が翻訳されるわけではありません。また、ネットで見かける見栄えのよい「LINE Translation」の画面は、デザイン案の場合があります。Katherine ChenのLINE Translationプロジェクトも、機能のリリース案内ではなく、プロトタイプだと明記しています。
トークに翻訳の切り替えが見つからなければ、関係のない設定を探し続けず、コピーして翻訳する方法を使えます。画像や音声でコピーできない場合は、文字で送ってもらうか、その形式を明示的に扱えるツールを選びます。テキスト用のキーボードやチャットBotが使えることから、ボイスメッセージやLINE通話も翻訳できるとは判断できません。
たまに届くメッセージなら、コピーで十分なことが多いです。継続するグループ会話なら、手順が公開されているBotを参加者と一緒に試します。どちらを使う場合も、待ち合わせ場所や日付など、その会話で本当に必要な情報を最後に確かめてください。




